■実はあのワイドショーが現在の人気に影響を与えていた?
そして、以前坂上忍(54)MCの『バイキング(現:バイキングMORE)』(フジテレビ系)で地引網ロケをしていたことを指摘し、
「意外なんですよ! “こんなんするんや”だし、漫才もちゃんとするし、ロケとかも大変なロケとか行ってるじゃないですか」
とコメントしていた。ちなみに、放送ではこの後に「NGの仕事」の話をしていた。
「現在は、メインMCなどスタジオでのトークに終始している『バイキング』ですが、14年の『バイキング』開始当初はお笑い色強めの番組で、サンドウィッチマンは生放送で各地の海岸を訪れ、地引網で取れた魚で料理するロケ企画『地引網クッキング』を担当していました。
『バイキング』という番組自体は、いつ打ち切りでもおかしくない視聴率1%台という惨状の時期でしたが、サンドウィッチマンのコーナーは比較的評判がよかったんです」(制作会社関係者)
いまだに語り草なのが、「ヤラセ公言事件」。当時、神奈川県二宮町でロケを行ったが、ひどすぎる悪天候のせいで魚どころか船は出せず、網も仕掛けられないという生放送としては致命的な事態となっていた。
そこで漁師のおじさんが「獲った感じで……」と提案すると、
「今日はヤラセをやるぞー!」「スタジオのみなさんも、テレビを見ているみなさんも、共犯者です!」
とカメラの前で魚を「仕込む」様子をオンエアしたのだ。
「人気コーナーで、19年にも4年ぶりに復活したこともあります。思えば、ここで見せた機転、生放送番組で地元の人を容赦なくイジったり、それでも不快感が少ないことなどが業界人の目に留まり、現在の冠番組ラッシュがスタートしたのかもしれません」(前同)
意外なサンドウィッチマン人気のルーツが、明らかとなったーー。