■亀梨版再放送から伝わる日テレの本気

 実は亀梨の「三代目金田一」は歴代で唯一連ドラ化まで至らず、2時間ドラマ『吸血鬼伝説殺人事件』の1作だけで終わってしまった不遇ぶり。しかも、現在に至るまでソフト化も配信もしておらず正規の手段では視聴できない、幻の作品と化していたのだ。

「おまけに同作品には”度重なるルール違反行為があった”とジャニーズ事務所を退所した元KAT-TUNの田中聖(36)も、わき役で出演していたんです。これが再び放送されるとは、だれも思っていなかったでしょう。

 また、初代の堂本版にしても、90年代の作品のため、現代のテレビでは深夜枠でも厳しいグロテスクな殺害シーンや、残酷な死体の描写がありますが、放送する。

 しかも『傑作選』と謳ってはいますが、地上波で放送されない分もTverとHuluで全シリーズ配信予定(※)と告知されています。

 ここまでのおぜん立てを見ると、日テレやジャニーズが道枝やなにわ男子を全力でプッシュしていることが伝わってきますね。ちなみに、21年8月の『東スポWEB』でも、道枝は事務所上層部の寵愛を受けている、と報じられています」(前出の女性誌記者)

(※劇場作品『上海魚人伝説殺人事件』と過去に島田荘司の『占星術殺人事件』のトリック流用が問題視され公式に「欠番」となった『異人館村殺人事件』の2作品を除く)

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