■共通の敵「陽キャ」の芸人の正体は?

 田中は『ロンハー』と同じく「うまく収録できなかった」という話をし、こうつづっている。

《舞台裏でセリフをもう一度チェックして、やり直しをさせてもらったけれど、それでもまたセリフが飛んで、グズグズのままネタが終了。

 お客さんが帰った後に残り、撮り直しをさせてもらった。

 落ち込んでいる暇もなく、そのまま他のテレビ局の収録に行って、トークで全く活躍できないまま一日が終わる。

 なんとか実力を誤魔化せていたネタでさえもクオリティが出せなくなって、どうしていいかわからなくなった。

 ただ、実力がないままブレイクするというのは怖いもので、滑っても仕事はまた来る。その仕事でまた滑る。

 出口の見えない状態が1ヶ月くらい続いて、何もかもが楽しく感じられなくなった》

 この精神的にきつかった時期に蛭子能収(74)と対談して悩みを聞いてくれたことで、少し気分が楽になったそうだ。

「次に、“絶対許せない芸人”についてです。

 今回のサシ飲みトークでは私生活で田中に最近彼女ができた話から発展して、野田も田中も女性とうまくしゃべれないという“陰キャ”だと悩みをお互いに話していましたが、ここでNONSTYLE井上裕介(41)が共通の敵だと意気投合したんです……(笑)」(前出の専門誌記者)

 野田は女性は「陽キャ」が好きで、「こういうヤツ俺嫌いだけどなって思ってたヤツがモテる」と話していたのだが、田中の「ノンスタ井上みたいな?」という例に「そうそうそう」と、鮮やかに食いついたのだ。

 野田と田中はここで大いに盛り上がり、

「ノンスタ井上さんがモテるような世の中になったらおしまいなんですよ」

「そう! あれが一番モテない世の中にしないと」

 とそれぞれ言いたい放題。

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