ニッポン全国47都道府県「金メダル級!」ご当地「激うま麺」No.1冬季オリンピック【激ウマ麺リスト画像】の画像
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 北京で熱戦が繰り広げられる中、故郷を代表する“麵の精鋭”たちによるアッツアツの頂上バトル開催!

 本誌編集部が有識者を集めて結成した「全日本麺料理審議会」。今回は“冬に食べたい”ご当地の麺料理トップ10を選出。人気の一品から、意外な一杯までが勢ぞろいしたが、見事“金メダル”を獲得したのは?

 今回のランキングは、都道府県ごとに代表となる激うま麺料理を一つずつ決定し、そこから上位10傑を決めたものである(最終ページの表を参照)。

 なお、ラーメンに関しては、昨年末の12月20日号で特集したこともあり、札幌ラーメン、博多ラーメンのような定番なものは今回は対象外とした。

 まず第10位は、アツアツがうまい「みそ煮込みうどん」(愛知)だ。

 八丁みそを用いるのが特徴で、近年では“名古屋めし”の代表として人気を呼んでいる。フードジャーナリストのはんつ遠藤氏は、こう語る。

「もともとは武田家の家臣が徳川家に伝えたほうとうが、みそ煮込みうどんに変化したという説があります。愛知には八丁みそがあったので、自然に受け入れられたのかもしれません。定番の具として鶏肉がありますが、それも鶏の産地である東海地方らしい食文化だといえます」

 続く第9位は「高崎パスタ」(群馬)。「パスタ!?」と思われるかもしれないが、「群馬県は全国有数の小麦の産地で、中でも高崎市は“粉もの”文化が根づいており、人口あたりのパスタ店の数が全国トップレベルだとか」(グルメライター)と、知る人ぞ知る、パスタの激戦区なのだ。

「高崎ではフラッと入った店で絶品パスタに出合える可能性が高い。地元では、年配の人もパスタをよく食べますよ」(前同)

 第8位は、“日本三大そば”の一つに数えられる「出雲そば」(島根)だ。特徴は、そばの実を皮ごと石臼で挽いて、そば粉を作ることにある。

「そのため、麺の色は黒っぽく、香りが強い。また、薬味に、もみじおろしや辛味大根をすった大根おろしを用いるのも独特ですね」(旅行誌記者)

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