■森七菜の復帰は飾れず

 視聴率だけでなく視聴者の反響も低調のようで、ツイッター上では「プライム帯ドラマの放送中とは思えんほど、週を追うごとにこの時間のTLの枯渇っぷりヤバいんだけど。『逃亡医F』一体今どうなっとるんww見てる人がいなさすぎるw」などと、同ドラマの実況を投稿する人の激減を指摘する声があった。また、放送後の考察も同様だ。

 過疎化の原因は「森七菜の腕が物に潰されて、つないでもらって、1週間ぐらいで平気で歩き回っているの、違和感ありすぎ」などの指摘があるように、医療ドラマとして無理のある設定が、毎回見られることだと思われる。もともと“土曜ドラマ”枠は『二月の勝者』や『コントが始まる』など、独特な作風のドラマがあったが、今回はツッコミどころが多すぎるようだ。

「森七菜にとって『逃亡医F』は事務所移籍の際の混乱が影響して、思うように女優の仕事が入らなかった昨年から、『この恋あたためますか』(TBS系)以来の主演女優へ巻き返しを狙った連ドラ復帰作でした。このまま低視聴率ドラマになってしまうと、思惑が外れてしまいそうですね」(芸能関係者)

 次週予告によると、亡くなったはずの妙子が生きていて、バイオベンチャー企業「バイオネオ」の診察ベッドで、実験台のような姿で眠っている。また、妙子が遺した謎が明らかになり、物語の歯車が大きく動き出すようだが、はたして、森七菜の華々しい凱旋復帰となるような、盛り返しを見られるだろうか。

  1. 1
  2. 2
  3. 3