■松本人志番組のプロデューサー兼“メシ友”もフジ退社へ

 佐々木氏はダウンタウンの松本人志(58)とともに『人志松本のすべらない話』を立ち上げたほか、『IPPONグランプリ』や音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』、『VS嵐』のチーフプロデューサーなどを担当。

 また、音楽特番『FNS歌謡祭』や2021年8月に放送された大型特番『FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜』なども手掛けてきた。

「佐々木氏はグルメとして知られ、かつてはよく収録終わりに松本さんと食事に行っていて、松本さんとは“メシ友”とも言えるような関係でした。佐々木氏はそれが高じて、2009年にはグルメ本『人志松本のすべらない話のプロデューサー将佐々木のすべらない店』(扶桑社)を出版するほど。『ワイドナショー』には妹の恭子さんが進行役として出演していますが、それだけ松本さんからの信頼も厚い人物です。

 また、フジテレビ編成局制作センター制作業務室制作推進部長の亀高美智子氏もこれを機に同局を退社することになるといいます」(前出の制作会社関係者)

 亀高氏は明石家さんま(66)やマツコ・デラックス(49)の番組を担当することが多く、さんまが出演する『さんまのお笑い向上委員会』、『ホンマでっか!?TV』、『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』や、マツコが出演する『マツコの部屋』、『アウト×デラックス』などを手掛けてきた。

「フジの全盛期をけん引してきた敏腕テレビマンが続々と退社する決意でいるんです。ただ、これだけにとどまらないようで、さらなる大物も辞めるそうですからね。今回の早期退職制度で同局の名物テレビマンが大量流出することになるようです」(前同)

 近年、不調が続いていると言われるフジテレビだが、今回の早期退職制度は同局の再建に奏功するのか、それとも――。

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