■そっくりな細かい所作には父の演技指導があった?

 作中、意外にもそのルックスが静香に似ているというKoki,なのだが、

「彼女の肝心の演技、存在感は、父である木村さんを思わせるところがあります。

 彼女が演じるヒロイン、奏音(かのん)は、作中で自発的に心霊現象の謎を追うところがあるんですが、周囲の男たちを置き去りにして真剣な顔で心霊スポットを探索する姿が、木村さんの代表作のひとつである『HERO』(フジテレビ系)の久利生耕平を思い起こさせました。カリスマ性がある、意思が強いキャラクターだということがよく伝わってくる演技でしたね」(前出の映画ライター)

 前出の映画ライターは続ける。

「細かい所作も、木村さんぽいなあ、という部分があります。一度、本来見る方向と逆方向を見てから目線を戻すところとか、唇を噛んだりする口の動き、眉間のしわなどなど。

 Koki,さんはインタビューで、撮影にあたり父・木村さんの作品を鑑賞し、そして毎日のように父の木村さんから心構えなどのアドバイスをもらっていたと明かしていましたが、加えて細かい演技指導もあったのかもしれませんね」(前同)

 Koki,は2月12日のスポーツ報知のインタビューで、木村主演の2001年のドラマ『忠臣蔵 1/47』(フジテレビ系)や、2006年の映画『武士の一分』を見て、父の偉大さを改めて知ったと答えていた。

 また、2月7日発売の『AERA』(朝日新聞出版)では、落ち込んだときには、〈母にアドバイスをもらい、気持ちを持ち上げてもらっています〉と語っていた。

 キムタクと静香の“ハイブリッド”Koki,は、両親の美しいルックスと芸能の才能を受け継いで、かつあまりに手厚いサポートも受けながら、女優道を突き進んでいくのかも!?

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