■原作ファンは相変わらず否定

 しかし、原作ファンの間では「サラサラストレートでミステリアスな猫目美人的雰囲気をイメージしてたからかなり違かった」「不自然なウィッグが似合わなすぎ。桜塚やっくんにしか見えなくて話が頭に入ってこない」などの声が続き、あいかわらずライカの配役は不評のようだ。

 その中には、“理想の配役”を提案する人も。ストレートヘアのはかなげな美人というイメージから、小松菜奈(26)、中条あやみ(25)、白石麻衣(29)、山本美月(30)などの名前が挙がり、特に小松との夫婦共演を見たいと盛り上がっていた。

 また「途中まで原作愛があるぞ!と思ってたけど、謎の恋愛フラグ立ち始めて、原作殺し始まってきて泣いてる」「恋愛要素はライカさんにほんのり感じる程度がいいんだよ。風呂光さんをうざいストーカーみたいにする必要性ある?」などと、恋愛要素に対する不満の声も多かった。

 発行部数1200万部のベストセラーだけに熱心なファンが多く、そんな人たちすべてを満足させるような原作の再現は難しい。ただ、好調をキープさせるためには、原作ファンを落胆させたことによる、視聴者離れは避けたいところだ。

 今回のゲストの岡山天音(27)が演じた、「カエル」と呼ばれていた青年・下戸陸太は、「ことごとく“コレジャナイ…”配役が続いていた中の、岡山天音のカエルには大拍手と感謝しかない」などと好評で、すべてがガッカリ配役というわけではない。今後の追加キャストの顔ぶれが気になるところだ。(ドラマライター・ヤマカワ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3