■「もぐらはいずれは老若男女誰からも忌み嫌われない風になっていくんじゃないかな」

「僕も歯を矯正しましたけど、売れる前までは“面白ければいい! 見た目なんて関係ない!”って思っていたんです。だけど、いざテレビの世界に入ると、どうやら言葉遣いとか見た目とか、そういう細かいのが「笑い」の邪魔になってくる。邪魔なフィルターでスベるくらいなら、食事の食べ方とかを気にした方がいいじゃないですか。それに気づくまでに若手芸人は時間がかかるんですよ。売れだしてから、“なるほど!”って。

 だから、バナナマンの日村さん(日村勇紀)や、フットボールアワーの後藤さん(後藤輝基)も歯を矯正したんだと思います。

劇場にいる芸人には“そんなことをするなんて芸人じゃない”って言われることもあるんですけど。キングオブコントで優勝したもぐらは、ちょうどテレビと劇場の間にいると思うので、いずれは老若男女、誰からも忌み嫌われない風になっていくんじゃないかな。その流れに抗うのは、なかなか難しいので」

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