「胸板なんと120センチ!筋肉と笑いに生きる!」横山チョップ「最強のボディビル芸人の巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます!の画像
横山チョップ

 関西に生息するアヤシくてオモロい人たちに、大阪出身・京都在住の人気ライター・吉村智樹が直撃インタビュー!

■体はボディビルで鍛えながらメンタルはお笑いで鍛えます!

 ダウンタウン松本人志をはじめ、筋力トレーニングをしている芸人は多い。中でも、横山チョップさん(51)は“最強の筋肉芸人”と呼んでも大げさではない。なんと、日本ボディビル・フィットネス連盟の理事を務め、大阪でボディビルジムを営んでいるのだ。

「正道会館空手最高師範である角田信朗さんが、ボディビルコンテストに出場するまでのサポートをやってきました。M-1チャンピオンであるミルクボーイの駒場君は、トレーナーとして、私のジムでずっと働いていたんですよ」

 経営する『ジャングルジムスポーツ』には、なかやまきんに君レイザーラモンHGなど、マッスル芸人たちがユーチューブの撮影にやって来たという。肉体だけではなく、笑いのセンスも磨けそうなジムだ。

 24歳という若さで、スポーツジムを開いた彼。そこに至るまでには、さまざま挫折があった。

「柔道、バスケットボール、ボクシングなど、さまざまなスポーツに挑みました。けれども、どれもアスリートとしていい結果を残せなかった。誰かと闘うスポーツが自分には向いていなかったんです。それならば、“自分との闘いであり、なおかつ一生をかけて追求できるボディビルがいいのでは”、そう思ったんです」

 120センチというぶ厚い胸板は、厳しく自分と向き合った日々の証しだ。そう、ボディビルは「自分との闘い」。そのため、肉体だけではなく心も強くなくては。彼が思いついたメンタル・トレーニングが「お笑い」だ。「漫才で舞台に立ち、心を鍛えよう」と考えた。

「幼い頃から、やすきよ(横山やすし西川きよし)の漫才が大好きでした。それに中学時代は、矢野・兵動(吉本興業に所属する芸人)の兵動大樹が同級生で、“自分も兵動君のように舞台に立って、お客さんを笑わせたい”と夢を見ていたんです」

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