漫才もボディビルも一生をかけ追求する
しかし、ボディビル同様、漫才だって、けっして甘くない。アマチュアとして何度もコンビを組んだがうまくいかず、解散を繰り返した。アマチュア時代の最後の相方からは「あなたと組んでやっていける人なんていない」と捨て台詞まで吐かれた。
「素人のままでは趣味で終わってしまう」。悩んだ彼は、ついに横山一門である横山ひろしに師事した。
「師匠がよく行く立ち飲み屋に張り込んで、弟子入りを志願しました」
プロになったものの、しばらくは相方が決まらず、「しかたがなく、腹話術の人形と漫才をしていた」と言うチョップさん。現在は若井やるきとコンビを組み、活動している。
「漫才もすぐには結果が出ない。ボディビルと同じく、一生をかけて追求していく道ですね」
肉体とともに漫才で精神を鍛えるチョップさん。いつか「究極の漫才トレーニング・バイブル」を出版してほしい。
よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など
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