■牛丼大手3社に続き、ボンカレーゴールドやカップヌードルも
前出の森永氏は、政治家の無策を嘆く。
「消費税を即刻、廃止すべきなんです。そもそも、消費税を3%から5%に引き上げたのが失敗。それから消費が落ち込み、賃金が下がって、日本経済の失速が始まっています」
昨年、牛丼大手3社が並盛を50円前後値上げし、庶民から悲鳴が上がった。
だが、今年の値上げラッシュは、とどまることを知らない。今後も大塚食品が4月から『ボンカレーゴールド』を11円、日清食品が6月から『カップヌードル』を21円アップすると発表。
苦しくなる一方の家計を守るため、どう対策すればいいのだろうか。
■ストックすべきは?
「まずはレトルト食品や調味料など、保存がきくものは値上げ前にストックするか、特売で安いときに少し多めに買っておく。また、小麦や大豆など輸入中心の穀物ではなく、米を中心とした食事に見直すのも手ですね。お米は主に国内で作られ、価格が安定しています。毎日、朝食がパンの人は、お米に替えてみては」(生活アドバイザー)
さらに現在、ロシアのウクライナ侵攻により、世界的な株価下落が起きている。先行き不透明な経済情勢の今、家計、そして生活を守る意識が必要だ。