■稲垣は翌日ラジオで「平和を願う一曲」を流した

 コンサートを観覧したファンのSNSは、

《無言でTriangle流して、自分以外のメンバー全員のソロの声が揃うまできっちり流す木村くんを見てると、言葉で言ってることだけが思いじゃないなってことがとてもよくわかる。メンバーの名前ずっと言わなくたって、その代わりの無言のメッセージ、こんなにくれてるのよ。》《青いイナズマや夜空は木村拓哉がSMAPを歌っていたけど、TriangleはSMAPがSMAPを歌っているように見えたのよ……だって他の4人もきっと気持ちは絶対同じだから……》《オーラスでTriangleを歌ったこと 「亡者の影」をより力強く歌ったり「構えた銃は」で撃つポーズしたり 今起きてる理不尽な酷い戦況への想いはもちろんだけど SMAPにはこんな時に想いを訴える歌があるんだぞ!という誇りも感じられてよけいに感動した 木村くんが財産だと言ったSMAPの曲》

 と、改めて木村や、SMAPに対する思い入れの深さが伝わるコメントであふれていた。

 コンサートを、木村はこう締めた。

「何度も言うけど、どんなに苦しくても悲しくても絶対腐るなよ」

 3月7日の『THE TRAD』で稲垣は「平和を願う一曲」としてのマーヴィン・ゲイが「ベトナム戦争に入った弟の手紙」に影響を受けて手がけた『What’sGoing On』の歌詞の一節を和訳し、こう朗読した。

「戦いは答えじゃない。愛が憎しみを克服する。僕らは解決策を見つけなくてはいけないんだ。いまここで、愛の力を示そう」

 稲垣と木村。思いは一緒に違いないー-。

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