■山下智久と香取慎吾の大きな違い

 ジャニーズサイドは今、新しい地図の中でも稲垣、草なぎとはわだかまりはないものの、香取のことはいまだに敵視しているともささやかれている。

「実は、藤島ジュリー景子社長を含めた上層部は、現在でも香取さんに対してはそうとう苦々しい感情を持っているようなんです。SMAP解散騒動のときから、香取さんはジャニーズ事務所に対してはっきりと苦言を呈し、頑なな態度を取っていましたからね。それがいまだに響いていると言われています」(前出の芸能プロ関係者)

 2019年7月、情報番組『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)の最終回、香取は「『SmaSTATION!!』が終了、ってのが新聞に載ったって話を聞いて、“えっ、終わっちゃうの?”って思ってたんですけど、8月12日にプロデューサーから“終わります”って聞いて。“あ、本当に終わるんですね”って。それからの6~7回、本当にあっという間でしたね。とっても残念ですよ」とコメントしていた。

「香取さんのこの発言に、ジャニーズサイドは“えっ!?”となったといいます。さすがに16年続いた番組が終わることを、周囲が知らせていないわけがない。ジャニーズ事務所も番組が終わるタイミングをしっかりと伝えていたといいます。にもかかわらず、香取さんが皮肉を込めたような物言いをしてしまい、ジャニーズサイドはこれを今でも問題視していると言われています。もちろん、香取さんにもそうせざるを得なかった理由、深い考えがあったのでしょうが……。

 一方の山下さんは退所後も、インスタグラムなどでジャニー喜多川氏(享年87)やジャニーズ事務所にたびたび感謝を述べていますし、昨年11月にV6が解散コンサートを行なった際にも“僕にとっての初めてのコンサートツアーはV6のバックダンサーとして”と綴っていましたからね。

 昨年11月に発売した山下さんのファースト写真集『CIRCLE』は大ヒットしましたが、これのプロモーションの際にも“ジャニーズ案件”にはぶつからないようしっかり配慮をしたといいますから、日頃のこういった行ないが功を奏し、主題歌も“問題ナシ”となかったのかもしれませんね」(前同)

 退所後も順風満帆な活動を続けている山下。その成功の理由は、彼の人間性と裏でのさまざまな気配りだった!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4