■テレビ各局が狙うコア層は「上田晋也よりもかまいたち」
3月10日に定例会見を行なった際、日本テレビの編成局編成部長は「話題になることによって、コンテンツの価値を高めていきたい」と話した。
「マンネリだけどずば抜けて視聴率がいい、ということなら話は変わってきますが、以前と変わらないのであれば『しゃべくり』であっても切られるでしょう。『しゃべくり』も放送開始14年目の番組。マンネリは否めない。そういった意味でも、スポーツ番組の『Going!Sports&News』は別ですが、春以降の上田さんが順風満帆だとは、とても言えない。むしろMCを務める3番組ともがふるいに掛けられる対象になっていると言えるでしょう。
上田さんの安定感ある司会ぶりは素晴らしいものがありますが、若年層で“上田さんだから見たい”となる人は多くはないでしょう。上田さんはすでにアラフィフ。特に10~20代などの若者はかまいたちのほうが好きですし、彼らが出ている番組の方を見たいわけです。
かまいたちの濱家隆一さん(38)は3月末で『ZIP!』(日本テレビ系)を卒業しますが、濱家さんを同番組起用したのも13~49歳のコア層を狙ってのことでしょう。上田さんが日テレのエース的な存在だったのは4~5年前の話で、逆に今回の改編で結果が出なければ、秋以降はより厳しいことになることが考えられますね……」(前出の制作会社関係者)
新番組『上田と女が吠える夜』と21時台に昇格する『しゃべくり007』で、上田は結果を出すことができるのだろうか――。