■最後の最後だけ埼玉県だった

 14年のソチオリンピックの日本代表チーム『フォルティウス』と一緒にウィンタースポーツのカーリングを楽しんだ際も、よしこが腰をかがめた姿勢で石を投げるポーズをナレーションに「先日のオリンピックで見たやつを、どんどん入れていきます」と茶化されたり、まひるが流行語になった「そだね~」を筆頭に『ロコ・ソラーレ』のモノマネをしたりと、非常に盛り上がった。

「罰ゲームも、雪国ではポピュラーかつクレイジーな雪上を水着で泳ぐ“スノースイミング”で、身体を張っていながらも雪国でないとできない特別感があり面白かったです。

 ただ、それだけに『ジブリ』は惜しかったですね」(前出の専門誌記者) 

 2月20日放送回では「寒中ジブリ」と題して、北海道の極寒のプールの中でジブリ映画『千と千尋の神隠し』のワンシーンを、椿鬼奴(49)、おかずクラブのオカリナ(37)、ガンバレルーヤの4人で再現していた。

「カメラが固定されていて映像に代わり映えがなく視聴者から不評だったんですが、今回は埼玉県越谷市の『FlyStation』を訪れて、『空中ジブリ』を行ったんです。下から吹き上げる強風で空中を自由に動き回れる装置を利用して、『千と千尋の神隠し』のクライマックスの名シーン再現に挑戦したんですよ」(前同)

「名シーン」とは、千尋がハクの正体が「ニギハヤミコハクヌシ」と教えることでハクが記憶と自分の記憶を完全に取り戻し、空中で手を繋いで浮きながら思い出を語る場面のことだ。

「”誰かのツバがかかった。クッサーい“とガンバレルーヤがボヤく場面もありましたが、こちらも成功でした。

 しかし、それだけに前回の寒中ジブリのクオリティが本当に低かったことや、今回の企画を北海道で統一できなかったことの残念さも同時に痛感しましたね。

 後半のANZEN漫才みやぞん(36)のヘリコプターの旅でも上陸の機会が少ない『軍艦島』を紹介したり、ロケ地のマンネリ化を持ち直そうとする気概は伝わってくるのですが……」(前同)

 3月20日放送回では元日本代表で人気タレントの内田篤人(33)をゲストにサッカーの要領で「長靴飛ばし選手権」に参加する『イッテQ』。「再放送」の回数も減るといいのだが……。

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