西島秀俊
西島秀俊

 西島秀俊(50)主演のドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)の最終回となる第20話が3月13日に放送され、真犯人の犯行動機が長セリフで説明されたうえ、ラストのオチが粗雑だったため、視聴者から不満の声が相次いだ。

 第20話は、大学の講堂で凌介(西島秀俊)の追求を受けた河村(田中哲司/56)は、真犯人である自分がしたことを語り始める。学生時代から真帆(宮沢りえ/48)が好きだった河村は、親友の凌介と結婚してからも、彼女を手に入れたいと願っていたと明かした。

 事件当日、『週刊追求』の資料室に真帆を呼び出した河村は、林との不倫が続いていたのかと問い詰める。真帆は林との関係は一度きりで、DNA鑑定をお願いしただけだと弁明。河村は黙っている代わりに「今だけ俺のものになってほしい」と迫った。

 しかし真帆は拒絶し、凌介と子どもたちにすべてを打ち明けると告げる。強く家族を愛し、信じている真帆の姿に殺意が込み上げ、河村は彼女の首を力一杯絞めて殺してしまったと告白。凌介の目の前には棺があり、その中には、真帆が美しいまま眠りについていた。

 事件の経緯と動機のほとんどを、河村の長セリフで説明するお粗末な演出。初回から張り巡らされた多くの伏線が回収されたが、結局、事の発端になったのは真帆の不倫だったため、視聴者の真帆に対する印象は一気に悪化。

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