■西島は“福の神”?

 西島は受賞について授賞式スピーチで、

《濱口監督、スタッフの皆さんの力でいただいた賞だと思います。そして岡田将生くん、霧島さん、世界中から参加した俳優の皆さん、三浦さん、僕たちはとにかく毎日ホン読みしていました。改めて相手の言葉に耳を澄ますことが、自分の演技のためではなく相手のそこにいることにすごく影響を与えると、改めて実感させてもらえた現場でした》

 と、スタッフや共演者に感謝を伝えていた。

 ちなみに、同賞では21年に庵野監督の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が「最優秀アニメーション作品賞」を受賞しているほか、長澤まさみが常連として何度も女優関係の賞を受賞。そういった意味でも『シン・ウルトラマン』には期待が高まるばかりだ。

「また、西島は今春には中村倫也(35)とW主演の『仮面ライダー』は生誕50周年記念作『仮面ライダーBLACK SUN』が控えている。同作の監督を務める白石和彌監督も、『孤狼の血LEVEL2』で 第45回日本アカデミー賞 優秀監督賞を受賞しており、期待が高まっています。

 とにかく西島は、賞や数字を呼ぶ“神通力”をもっているかもしれませんね」(前出の専門誌記者)

 3月27日に、アメリカで行われる本家の『アカデミー賞』でも、『ドライブ・マイ・カー』は作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞(旧:外国語映画賞)の4部門でノミネートされている。

 西島のおかげで『シン・ウルトラマン』の大ヒットは間違いない?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4