■実は10校受験していた! 結果は「1合格9不合格」

 夫婦問題研究家の岡野あつこ氏は、大維志くんのSNS上での投稿や受験の結果を公表し続けたことについて、「木下さんとジャガー横田さんは、改めて家族できちんと向き合ったほうがよかったのではないでしょうか」と語る。

 大維志くんは自身のSNS上で不合格を報告し、そこに「生きるモチベーションをなくした」「頼むから殺してください」といったキャプションをつけ、心配の声が集まっているなか、木下医師も自身のSNSで息子の受験結果について発信していたのだが、

「医師である木下さんは頭が良いんでしょうし、SNSで息子のことを発信するのも、彼なりの計算があるのだと思いますが、大維志くんの“助けて”というメッセージに気づいて、向き合うべきだったと思います。彼は有名人の息子で、普通の家庭ではない特殊な環境で育ってきた。お母さんはタレント業、プロレスの仕事もあるのでしょうし、お父さんも医師でタレント活動もしており2人とも多忙。そして、受験について知識があったわけでもない。

 受験というのは、家族一丸となって取り組むもので、生活面や食事についても親のサポートが不可欠なものです。受験校選びに関しても、大維志くん本人の希望を汲みつつ、どこを受けるのがいいのか、家族が一緒に考えたほうがよかったんじゃないでしょうか。大維志くんの意向を尊重してきた、塾の塾長が滑り止めを受けなかったことを驚いていた、ということを木下さんは綴っていたんですものね。

 不合格が続いたときは、“うちの子は大丈夫”ということを外に向けて発信するより、大維志くんにもっともっと向き合ってほしかったですね」(前同)

 と、木下医師とジャガー横田は、家族内の情報を外に発信するより、大維志くんとコミュニケーションを取るべきではなかったかと語った。

「勉強に関しては塾で教えることができても、難関高校を狙うのであればなおさらですが、受験では塾でカバーしきれないことを家庭でフォローすることが重要になってきます。余裕がある子ならまだしも、不安定な子ならよりいっそう親のサポートが重要になってくる。

 6回不合格だったことで自暴自棄気味になり、SNSで追い込まれた“自身の今”を発信していた息子の気持ちに向き合ってあげてほしかったと思いますね。そして、思いっきり甘えさせてあげるなり、厳しくするなり、親として役割を決めて、木下医師もジャガー横田さんも大維志くんの受験に取り組んだほうがよかったのでは、と考えられますね」(同)

 3月20日、木下医師はインスタライブを行ない、今回の受験では、大維志くんが実は10校受けていたことを明かした。そして、結果は1合格9不合格だったこと、当初の第一希望は東京・目黒区の東京都立国際高等学校だったこと、また途中参加したジャガーの口からは、大維志くんは高校入学と同時に寮に入ることが明かされた。

 一般の高校受験ではあまり聞かない6連続の不合格を晒し続け、追い込まれた心境をSNSに綴りながら、最終的には見事合格を果たした大維志くん。そんな彼は、これから始まる高校生活、そして大学進学の際も、SNSで状況を報告し続けるのだろうか――。

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