３月１７日、１１年にわたって常識はずれな“アウト”なゲストを迎えてトークを展開してきたバラエティ番組『アウト×デラックス』（フジテレビ系）が最終回を迎えた。
同番組はナインティナインの矢部浩之（５０）、マツコ・デラックス（４９）、南海キャンディーズの山里亮太（４４）を中心に、坂上忍（５４）、栗原類（２７）、遠野なぎこ（４２）、加藤一二三（８２）などにスポットを当て、人気者にしてきた実績のある番組。
番組の終了が明らかになった２月１７日放送の『アウト×デラックス』では、マツコが「「失って初めて気づくことってあるのよ」と悲しげに切り出し、「何が一番惜しいってね、この人たちですよ」と個性豊かな番組レギュラー陣を指し、「不謹慎すぎてどこもキャスティングできませんよ」と嘆く場面があった。
３月１７日発売の『週刊文春』（文藝春秋）の直撃を受けた際も、マツコは「彼らみたいな人こそテレビに出るべきだと思う」とし、今のテレビは平坦で中庸な人しか出られなくなっているとコメント。本来、テレビは『アウト×デラックス』に出るような人が活躍すべきだ、と持論を展開した。
「マツコさんが言うように、テレビではコンプライアンスが重視され、以前にも増していわゆる“ヤバい人”や“危ない人”が出せなくなってきています。マツコさんと並ぶバラエティのトップＭＣ・有吉弘行さん（４７）の冠番組『有吉反省会』（日本テレビ系）も、昨年９月で終了を迎えました。
同番組も“反省したことを告白する”という形で、世間ではヤバいと言われるような人をフィーチャーしていました。視聴率もそこまで悪くなかったのに終了に至ったのは、やはりコンプラ的なものが考慮されたからだとも言われています。
『有吉反省会』と『アウト×デラックス』が相次いで終了したわけですが、これに続くのが『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系、毎週月曜日 ２３時５９分～０時５４分）なのではないかと、関係者の間ではもっぱらですね」（制作会社関係者）
