■千鳥がガチ反省…

 それぞれ武田を連想させるしぐさや発言をしたり、ビジュアル面では大悟は『幸せの黄色いハンカチ』出演時のサングラスにテンガロンハット姿の武田、川島は『3年B組金八先生』(TBS系)の若いころの武田、又吉は現在の『ワイドナショー』(フジテレビ系)での武田、蛍原は「赤いきつね」のCMに出ていた頃の“軍服で顔が黒ずんでいる武田”にそれぞれ変身。

 途中からはワイプで大悟が「もう出してくれと思ってるからな」と明らかにツッコミ待ちの状態になっていたのだが、青山はリアクションもできずに、ただただ困惑するばかりだった。

 その理由は、ラストで明らかになった。ターゲットの青山は『金八先生』はギリギリ知っていたものの、武田鉄矢は知らなかった。ヒントの頭文字の“た”を出されても、最後まで“武田鉄矢”という名前を答えられずに終わってしまったのである。

 当時のVTRで大悟が「世の中の20代がその感覚で観てたんならきついぞ!」と嘆いている様子も、改めて紹介されていた。

「その後の反省はわざわざ佐藤健(32)や広瀬すず(23)を呼ぶ機会があったのに扱いが悪く『健・すずを雑に扱いすぎ』、ギャグ披露の企画なのにVTRを見るうちにノブが号泣してしまい『ノブが泣いて企画がブレブレ』という反省点を挙げて番組は終了しました。トークの様子を見ると、武田のパートだけ千鳥が具体的な改善案を出し、ガチ反省をしていたように見受けられたんですよね……」(前出の専門誌記者)

 大悟とノブはそれぞれ武田鉄矢選手権について、「これはちょっと問題やね。スタッフ一同もうズレだしてる」「そう。10代20代の子が見てて実際何してんの?この人たちってなってるって事」と、暗に武田ネタは若い世代にウケないことを改めて指摘。「こっそりBTS」「こっそりトロフィードルフィン(K-POPアイドル)」のようなネタにすべきだと提案し、佐藤と広瀬の件に移っていたのだ。

「『贈る言葉』を筆頭にヒット曲を連発し、ドラマにも引っ張りだこで現在でいう“イケメン俳優”に近い立ち位置だった武田ですが、ここ数年は人気が落ち気味です。『テレビ千鳥』の企画でも改めてそれが明らかになってしまったわけです。10代、20代のウケの悪さも、降格に影響したかもしれませんね」(前同)

 深夜放送移行後の第1弾は「エッチな野菜を採りたいんじゃ!」と、見方によっては卑猥に見える野菜を収穫するという、いかにも千鳥らしいおバカ企画。本来の持ち味を取り戻せればいいのだが……。

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