■UQモバイルやY!モバイル、楽天モバイルも

 三上氏がまず薦めるのが、大手キャリアの「サブブランド」。au系列のUQモバイル、ソフトバンク系列のY!モバイルが、それだ。

「キャリアの店舗でも、しっかりサポートしてもらえ、料金は3大キャリアとMVNO(格安SIM提供会社)の中間で、そこそこ安い。大手との資本関係があるので、信用できます」(三上氏)

 特に60歳以上ならば、シニア割引の恩恵にあずかれる。時間制限なしの電話かけ放題&データ通信料3ギガで、UQモバイルなら月2398円、Y!モバイルなら月2948円(両社ともに家族割適用ならば1760円)と、リーズナブルな値段に設定されている。

 60歳未満ならば、第4のキャリアと呼ばれる楽天モバイルも選択肢に入る。同じく3ギガで、プラン料金は月1078円。この値段ながら、専用アプリ『Rakuten Link』を使えば、電話は無料で、かけ放題だ(海外を除く)。さらに1ギガ未満ならば、ナント、料金ゼロ円、つまりタダに。

 ただし、後発キャリアならではの弱点もあるようだ。

「一般的にユーチューブの高画質動画の場合、1時間で1ギガ前後使うといわれています。また通話も、3大キャリアよりはカバー率が弱く、つながりにくいこともあるようです」(前同)

 近所に実店舗がない、という人には、大型家電量販店がオススメ。各社のブースが並び、販売員が相談に乗ってくれるはずだ。

 ケータイ代を節約して、値上げの春を乗り切ろう。

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