■箭内と横田はどんな演技を見せてくれるのか

 横田と箭内以外では、一週間に一回誰かの彼女になるレンタル彼女として日々お金を稼ぐ「雪」を吉川愛(22)、見た目に固執し、整形を繰り返す30代女子「彩」を宇垣美里(30)、自由を求め上京し、夜の街で“今”を生きる「ゆあ」を、齊藤なぎさ(18)が、それぞれ演じる。

「横田が演じるリナは、いかにも化粧もファッションもモテる感じの女の子で、他のメインキャラに比べると若干影が薄めですが、普通にさみしい感じの等身大の“いそう”な感じがする女子大生。愛情に飢えているからパパ活や男性との出会い、複数人との性行為を求める感じで、その一方で同性相手には純粋に優しくて友達思いの描写が多いのが、切ない感じがあります。

 ビジュアル面では、横田は人気モデルですし、吉川も体調不良で欠席しましたが今年3月21日に『東京ガールズコレクション』に出演予定でした。2人並んだカットが多いので、見栄え良く映ってくれると思います」(漫画ライター=以下同)

 一方の箭内は、20年に女子のソロキャンプを描いた漫画作品『ゆるキャン△』(芳文社)の実写ドラマ版(テレビ東京系)で「漫画原作のキャラ」を好演した実績があること、今回の『明日、私は誰かのカノジョ』で公開されたビジュアルがあまりにも原作と似すぎていて、すでに多大な期待が寄せられている。

「このところ『イッテQ』などの視聴者から、箭内に“太った疑惑”が出ていましたが、これの役作りだったんでしょうね。萌はホストに自分の居場所を求めて落ちていくさまと、根が優しくて人間くさい性格が見どころですが、ビジュルアルの変化にも期待です。デリバリーを始めるにあたり、化粧や服装に気を遣うようになって垢抜けていくんですが、本当にきれいになるんですよ。

 ただ、原作通りならよくある“地味な子が垢抜けて幸せに!”どころか辛い展開になるでしょうけどね……」

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