■『イッテQ』の失敗を取り返す演技に期待したい

 原作で萌は「キモい客を相手にも接客をしなければならなかったり、限界を迎えて“仕事”中に泣き出してしまい、客に“そういうの萎えるんだよね”と言われてしまうも涙が止まらない」というのを筆頭に、深夜枠でもどこまでやれるのかが不安になる辛い展開も多い。

「萌については高野洸(24)演じる楓という男性キャラがいるんですが、彼の大人っぽいビジュアルも非常にいい。楓に出会って弾んでいる気持ちと、それを振り切って自分の道に歩みだすところまでしっかり演じてもらえればうれしいですね。『イッテQ』で見せた不甲斐なさを、体当たりの演技で取り返してほしいものです」

 箭内は3月27日放送回の『イッテQ』でのロケに備えてスキューバダイビングの免許を取得するなど意気込みは十分だったものの、「耳抜きができない」という致命的な弱点が発覚し、結局潜れず。戦力外通告を受けて、ナレーションに「最近の『イッテQ』では誰も流さなくなった悔し涙!」と打たれ、「もういやだ! イッテQ、いやだ!」と泣き出してしまう姿が紹介されたばかりだ。

 出川は、「でもね夢っぺ、これでイッテQを1回嫌いになったということは正式なイッテQメンバーになれた」とスタジオでフォローを入れていたが、箭内にとっても不本意な結果に終わってしまったのは考えるまでもないだろう。

『イッテQ』での辛さをバネにして、ドラマですべてを出し切ってほしい。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4