ハリウッドスターのブルース・ウィリス(67)が、俳優業を引退することが3月31日に明らかになった。
引退の理由は「失語症」。大脳にある、言葉に関する働きを司る言語中枢が損傷を受け、言葉を使う機能がうまく働かなくなるというこの高次脳機能障害を患ったため、と明かされている。
「ブルースの素晴らしいサポーターの皆さん、私たちは家族として、私たちの愛するブルースが健康上の問題を抱えており、最近、認知能力に影響を及ぼす失語症と診断されたことを分かち合いたいと思います。その結果、ブルースは熟考の上、彼にとって大きな意味を持つキャリアから離れることになりました。
私たち家族にとって本当に困難な時期ですが、皆様の変わらぬ愛、思いやり、サポートにとても感謝しています。私たちは強い家族としてこの事態を乗り越えようとしていますが、皆さんにとって彼がどれだけ大切な存在であるか、そして皆さんが彼にとってどれだけ大切な存在であるか、私たちは知っているので、彼のファンに届けたいと思いました。
ブルースがいつも言っているように“Live it up(大いに楽しむ)”です。私たちは一緒にそれを実行するつもりです。
愛を込めて」
と、ブルース・ウィリスの妻のエマ・ヘミングが、家族と元妻のデミ・ムーアとの連名でインスタグラムでメッセージを送っている。
日本では3月31日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)でこのニュースが報じられた際に、MCの谷原章介(49)は、
「僕、最初にブルース・ウィリスさんを見たのは、『ブルームーン探偵社』(85年~89年)というドラマがあったんですよね。ブルースさん、失語症ということで残念ですけれど……軽快、軽妙なセリフ、そしてお芝居が本当に冗舌で、役者として素晴らしい方。引退するのは残念ですけど、まずはご自身の健康を第一に。ご家族と素敵な時間を過ごしていただきたいなと思います」
と、役者としての目線からもコメントしていた。