■木村拓哉は『教場』パターン

 一方、二宮が多部未華子(33)と夫婦役で、『山田太郎ものがたり』(同局系)以来15年ぶりに再共演する『マイファミリー』は、誘拐された娘を取り返すため、夫婦が数々の直面する試練によって、家族の絆が試されていくノンストップファミリーエンターテインメント。

 二宮が演じる、ゲーム会社の社長・鳴沢温人は、時代の寵児ともてはやされていて、プライベートでは神奈川県の鎌倉に家をかまえ、妻・未知留と小学生の娘と暮らしていた。大切な娘を取り返す唯一の方法は、警察を排除し、妻と力を合わせて誘拐犯と戦っていくことだという。

 共演は、主人公夫婦の親友の弁護士を賀来賢人(32)が、隣人を松本幸四郎(49)が演じる。また、神奈川県警の刑事として、玉木宏(42)やお笑いコンビ・サンドウィッチマン富澤たけし(47)、美 少年/ジャニーズJr.の那須雄登(20)が出演する。

「気になるのは木村と二宮の演技派ジャニーズ対決でしょう。木村は主役ですが、生徒を育てる一歩引いた立場で、正月ドラマ『教場』(フジテレビ系)に近い役回りです。生徒役の若手俳優たちをいかに盛り立てられるかがポイントです。

 一方、嵐の活動休止後初の連ドラ主演となる二宮は、これまでも父親役は演じてきていますが、実生活でも昨年3月に父親になったばかり。親心を表現するという意味では新境地ともいえ、今後を占う作品になりそうです」(ドラマライター・板橋六郎)

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