■副社長なのにますます追い込まれていくタッキー

 2020年1月に同時デビューを果たしたスノストのように、トラジャと美 少年が同時デビューする可能性もあるのだろうか。

「スノストはトラジャと美 少年と比べると年齢もまだ近く、デビューにこぎつけるまで両グループが切磋琢磨し、いいライバル関係を築いていましたから事情が違う。トラジャはほぼスノストと同世代で、美 少年はまだ10代のメンバーもいるグループですからね。この両グループが同時デビューとなったら、多くのファンが首をかしげるのではないでしょうか。

 そういった意味でも、トラジャが年内帰国となれば、美 少年とのデビュー争いが激化、混沌化していく可能性はありそうです」(前出の女性誌記者)

 さらには、裏にあるジャニーズ事務所の副社長を務める“タッキー”の事情も絡んでくるようだ。芸能プロ関係者は話す。

「今や滝沢氏はジャニーズ事務所本体の副社長にまで上り詰めましたが、あくまでも“雇われ”の副社長、いわゆるサラリーマン的な立場にあると言われています。スノストの同時デビュー、その後のメディア露出などでは大成功を収めていますが、“常に結果を出さないといけない”という焦りもあるそうです。今年さらに滝沢氏は、より数字を出さないといけない状況に追い込まれてしまうといいますからね……。

 だからこそ、トラジャの海外留学や美 少年のレコード会社選定など、新たな仕掛けを矢継ぎ早に打ち出していると見られています。トラジャが年内に帰国し、凱旋デビューを果たすのか、期待の若手グループ・美 少年が先んじるのか、ファンもやきもきしているのではないでしょうか」

 トラジャは寅年デビューを実現できるのか、それともやはり、美 少年が先なのか――。

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