■米誌は「スーパーヒーロー大谷」のアニメを作成

 オープン戦では、打者としても出場を果たしている大谷。これまで2本のホームランを放ち、スポーツ紙で大きく取り上げられた。

「3月27日(日本時間)に行われた、対ホワイトソックスとのオープン戦で、大谷は“1番・指名打者”で先発出場。初回の第1打席で先頭打者ホームランとなる右越え1号ソロをマーク。また、30日(日本時間)のロッキーズ戦でも指名打者として先発出場をした大谷は、5回の第3打席でレフト方向へのツーランホームランを放ちました。内角の変化球を流し打ちスタンドまで運んだ、この“技あり”ホームランに、SNS上では“早くも怪物っぷりを発揮”、“なんで、あの打球がスタンドまで届くの”といった、驚嘆の声が多く寄せられました」(前出のスポーツライター)

 オープン戦で投打の活躍を果たした大谷は、21年シーズンの歴史的な活躍も相まって、現地での期待は最高潮に達している。なかには、大谷を題材にしたオリジナルアニメを公開するメディアも出てくるほど。

「創刊135年の歴史を誇る老舗メディアの、米『スポーティングニュース』は、22年1月1日に日本版公式ツイッターで“スポーツ史上最高のシーズンを送った男”という題名のオリジナルアニメを公開しました。

 アメコミ風にデザインされた、そのアニメは、野球グラウンドで背を向ける大谷翔平の姿からスタート。“遠く離れた島でこの物語は始まる”というナレーションが入ると、大谷は手を上に掲げて空を飛ぶ“スーパーマンポーズ”でアメリカに飛来します。それから大谷の21年シーズンの活躍を紹介しつつ、それに驚嘆する人々のアニメーションや、サッカーのリオネル・メッシ、ゴルフのタイガー・ウッズ、メジャーリーグのベーブ・ルースなどの偉業は“男(大谷)の凄まじい魔力を前に影を潜めた”という説明が流れ、動画のラストは、“大谷翔平は一人の野球選手というよりも、まるでラボで開発され敵地に送り込まれた怪物だった”、“このスーパーヒーローの物語は実話であり、後世に語り継がれるであろう”というナレーションで締めくくられました」(前同)

 4月7日には、本拠地のエンジェルスタジアムで行われる対アストロズ戦で、開幕投手と打者の“リアル二刀流出場”を予定している大谷。今季も、“スーパーヒーロー大谷”が、全米を震撼されるのか。

  1. 1
  2. 2
  3. 3