■無人直売所で売り上げ増

 その他の河合の訪問店を調べても、格別な店ではない様子。茶園で10万円の急須を買っても、ホープ軒でギャル曽根の援軍を得て12杯ラーメンを食べても、総額44万721円の支払いで収まった。そして、ファンのブログやTweetをいくつか覗くと、やはり「後輩への思いやり餃子」がかなりウケていた。なんでもキムタクにも届けられた模様で、本人のインスタにこんな書き込みがあった。

〈「後輩がわざわざ届けてくれた”餃子"頂きましたぁ~‼︎お肉少なめのあっさり餃子でした!ご馳走様でした!」STAYSAFE‼︎〉

 餃子 雪松はコロナ禍に入って以降、無人直売所をあちこちに出し、メキメキ伸張中のテイクアウト専門チェーンだ。まず18年9月に埼玉県入間市にイートイン形式の1号店を開き、たった3年と少しで350店を超えた。店舗で扱うのは36個入り1000円の冷凍餃子のみ。セルフで冷凍庫から餃子を出し、賽銭箱状のボックスに1000円札を入れるという、野菜などの無人販売に近いスタイル。防犯カメラが見守っているとはいえ、いまだ盗難の被害はないそうだ。20年度の売上高は6億円に上る。

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