■『イッテQ』が終わると多くの視聴者がチャンネルを変える!

 井上の多忙さ、さらに体調面まで心配する声が上がるワケ――。

「井上さんは本当にミュージカルに引っ張りだこ。6月9日から東京・帝国劇場で行なわれるミュージカル『ガイズドールズ』は週9回公演の超過密スケジュールで、その他、地方公演も多い。ファンの中にはミュージカルに専念してほしいと思っている人もいるようですが、井上さんは舞台以外にも毎週日曜日22時から『by MYSELF 井上芳雄』(TBSラジオ)というラジオの生放送もやっています。

 それに加え『行列』ですから、一部のファンからしてみれば、井上さんがすり減っていってしまうように感じてしまうのではないでしょうか」(前出の女性誌ライター)

 一部の井上のファンからは反発の声も上がった『行列』なのだが、同番組は今、厳しい状況にあるようだ。

「実は、『行列』は日本テレビのバラエティ番組のなかで、次の“打ち切り候補番組のひとつ”とささやかれているんです。実際、スタッフ会議でも“かなり厳しい”といったワードも出ている。

 日テレは、日曜ゴールデンが強いのですが、たとえば3月13日ですと、日曜夜7時から放送されている『鉄腕ダッシュ』の世帯視聴率は11.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/以下同)、コア視聴率は6.8%で。その後、8時から放送されている『世界の果てまでイッテQ!』は世帯が12.2%、コアは9.7%と、さらに高い数字に跳ね上がります。

 しかし、9時からの『行列』では世帯が9.6%、コアが5.1%と、ガクッと落ちるんです」(制作会社関係者)

 3月13日の同時間帯に放送されていた番組のなかでは、『DCU』(TBS系)の世帯視聴率は14.6%、『サンデーステーション』(テレビ朝日系)の世帯視聴率は13.0%だった。『イッテQ』までは日テレにチャンネルを合わせていた視聴者が、『行列』が始まる9時からは他のテレビ局へと流出しているといえそうだ。

「同番組は、2002年に島田紳助氏(66)がMCで『行列のできる法律相談所』として始まりました。ですが、いつからか出演タレントのトークがメインになり、2021年9月にはついに番組名から『法律』が消えて、『行列のできる相談所』となっています。コア視聴率5%超えというのはまだまだ十分な数字。しかし、日テレは数字と合わせて、”放送をする意義”を重視しますから、本来のコンセプトを失っていると言える『行列』は、やはり厳しいのでしょうね」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4