■ピエール瀧は逮捕前と変わらない活躍ぶり

 前出のワイドショー関係者が続ける。

「そんな瀧さんが自分自身であり続けることができているのは“インディーズ出身だから”だとしています。逮捕後は事務所も昔の小さい規模となり、人間関係などもインディーズの頃と同じに戻ったといい、謝罪を望み続ける人ではなく、“前向きに何かをやっていくことを望んでいる人たちに迎えられている”と、現状を明かしています。

『週刊文春CINEMA!』での発言は、ワイドショーやネットでのバッシングへの反論とも言えそうですが、石野卓球さん(54)をはじめ、“以前の瀧さんのままでいい”という人たちが周囲にはたくさんいて、そういった人たちと新たな作品を作っていきたいということなんでしょうね」

 たしかに、瀧は逮捕前と変わらない活躍を続けている。2021年4月公開の復帰作となった映画『ゾッキ』をはじめ、同年6月にNetflixで配信されたドラマ『全裸監督2』にも前作と同じ役で出演。2022年にネトフリで配信予定の『サンクチュアリ‐聖域‐』にも主要キャストとして出演している。

 電気グルーヴの活動も堅調だ。

 2021年8月に開催された『FUJI ROCK FESTIVAL ‘22』ではヘッドライナーを務めたほか、同年11月に台湾で開催された音楽アワード「金音創作奨」ではプレゼンターを担当。今年5月14日開催予定の音楽フェス『SWEET LOVE SHOWER SPRING 2022』にも出演する。

「スポンサーの兼ね合いもあり、地上波テレビへの出演はまだ厳しいでしょうが、映画、配信作品、そして前提としてミュージシャンだということもありますが、逮捕前とほぼ変わらない活躍をしています。

 元雨上がり決死隊宮迫博之さん(52)はYouTuberと焼肉店経営が今の本業でしょうが、コンビは解散し、“ホーム”の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にも戻ることができませんでした。

 同じく芸人のアンジャッシュ渡部建さん(49)は“多目的トイレ不倫”から約2年が経過し、2月にようやく『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰したものの、いまだに厳しい声が上がっており、『白黒アンジャッシュ』の放送を打ち切るテレビ局も少なくありません。不祥事芸能人の中で、瀧さんは周囲の人たちにも恵まれ、最も上手く立ち回り、復帰を果たすことができたと言えそうですよね」(前同)

 瀧は唯一無二の俳優、ミュージシャンとして今後も存在感を放っていくのだろう。

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