■放送時にキャラ相関図がなかったワケ

 ツイッター上では、「登場人物が多すぎて名前も立ち位置も覚えられていないのに、話がどんどん進んでいって、途中からぼーっと見ていた。相関図が必要だ」「面白いんだけどセリフも登場人物も多いうえ、シーンの転換がけっこうあるので集中して見ていないといけない」などと、ついていけないという声が多かった。

 また、ドラマの公式サイトに定番の“相関図”が見当たらず、放送翌日の夜にようやく公式ツイッターで公開された。考察を楽しむミステリードラマなのに後出しで情報と出すというのは、わざと分かりにくくして、視聴者を見逃し配信へ誘導しようとしているのではないかと、疑いたくなってしまう。

 熱心なミステリーファンなら「考察のしがいがある」と思うかもしれないが、複雑な人物関係や時系列に一般ファンはついていけない可能性が高い。初回の視聴率は良かったが、視聴者が考察を諦めて離脱しはじめると、ガタガタと数字を落とすかもしれない。とりあえず、第2話を見守ることにしよう。(ドラマライター/ヤマカワ))

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