■実力は大幅に上がっていたチャン

 ちなみに、順番は前後するが中岡と出川哲朗(56)はチャンについて企画後にスタジオで、

中岡「一緒にロケさせてもらって、店員さんが笑ってしまうくらいうまい」「スケジュール、実は『イッテQ』はとれないくらい忙しい」

出川「“NHKといえばチャンカワイ”くらい」「1回チャンに頼んだスタッフさんもう1回頼むという“おかわりチャン”っていうあだ名あるぐらい」

 と、それぞれ絶賛していた。芸人から見ても、トップクラスの実力者ということだろう。

 実際今回のロケは春一番の強風で2日連続出航できず「これです! これがチャンやなぁ」と嘆きつつも、気を取り直して沖縄ロケをする前に厄払いに行く様子を『イッテQ』は撮影したのだが、

「海運上昇! いい仏こんにちは、深海魚こんにちは、みんなに見てもらう、厄年さよなら、もう嫌サヨナラは嫌」

 と祈祷する様子が面白く、絵面的に退屈することはなかったのだ。

 その後も表裏で印象が大きく違うマンジュウヒトデを「こっちは穏やかなマンジュウでしょ?(ひっくり返して)う~わ!」、沖縄ではおつまみとして人気のマガキガイを「こんなハッキリと目ピョーンと出て。分かりやすい触覚。この身はたぶんプリプリしとるぞ!」と完璧なレポ。ナレーションにも、「食リポが異常に長く細かい」と指摘されていた。

「19種類もの魚介類を捕獲したものの、かつては壁一面の水槽だったのが、今回は家庭用レベルの小さな水槽で、八景島に置かれていました。裏を返せば、チャンさんの出番はまだまだある、ということですね」(前出の専門誌記者)

 昨年から新規加入したまかろにステーションギャビン(27)は好感度は低くなく期待されてはいるものの食レポが致命的にヘタクソで、「パサパサ」と「サクサク」を言い間違えて本気で落ち込んでしまったり、「スラーッとした……」というよくわからないたとえを使ったりと、かなり不安視されている。

 4年ぶりに復活したチャンカワイ。『イッテQ』を救ってくれるに違いないー-。

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