■編成部長の「パワハラ疑惑」も報じられ

 X氏は昔から部下に対して「全然違う!」と厳しく詰め寄るタイプとしても知られ、A氏が番組を外れたのも「Xさんのパワハラでは」との声も上がったと『週刊文春』では伝えている。

 A氏の休養はX氏のパワハラが原因ではないかという『週刊文春』の問い合わせに、フジテレビ広報部は「全くの事実無根です」と回答している。

「敏腕なヤリ手テレビマンのX氏はそういうふうに見られがちな人で、言い方がキツい部分もたしかにあるんでしょう。ただ、以前からは後輩や部下とそういったいざこざもあったそうです。だからこそ、系列会社に出向になった、ともささやかれています。

 また、そうしたこともあってか、『めざましテレビ』や『めざまし8』、そして『ポップUP!』を手掛ける情報制作局とは以前から“遺恨があった”とも言われています。新番組『ポップUP!』は編成部長に返り咲いたX氏にとっては大きな仕事ですが、情報制作局としては“あまり協力したくない”という思いもあり、“うちから人を出したくない”という考えもあったと聞こえてきています」(前出の制作会社関係者)

 結果、『ポップUP!』はスタッフが十分に集まらず、番組は順風満帆な滑り出しができなかった、とも言われているという。

「ただ、そもそも、『ポップUP!』は数字以上に経費削減が旗印として大きく掲げられてスタートしていますからね。前身の『バイキングMORE』は坂上忍さん(54)のギャラがネックになって終わったと言われていますが、視聴率がちょっといい番組よりは、数字が取れなくてもギャラを抑えたいというのがフジサイドの本音のようです。

 タレントにメインMCを頼むとなるとギャラが跳ね上がります。だからこそ、『ポップUP!』は佐野アナと山崎夕貴アナ(34)と、局アナをメインMCに据えたんでしょう」(前同)

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