■「実は山下は僕が外でつくった隠し子」

 山下と山崎は、山下にとって初の単独主演ドラマでもある2006年4月クールの『クロサギ』(TBS系)で共演。以来、日本を代表する名優の山崎は山下を認め、師弟関係のような良好な関係を築き、親交を深めているようだ。

 2008年3月に『映画 クロサギ』の完成披露会見が行なわれた際、山崎は「実は山下は僕が外でつくった隠し子。久しぶりに会ったが、不憫で不憫で……。だけど可愛くて可愛くて………しっかりと教育しなくてはいけないと思った」と冗談交じりに語った。

 また、撮影現場では要所要所で山下にアドバイスを送ったといい、山下も「一つ一つの言葉を重く受け止めました」と深い信頼を寄せている様子だった。

 2016年1月放送の『王様のブランチ』(TBS系)に出演した山下は、ドラマ『クロサギ』の撮影時について言及。

 オンエアが始まるまでの撮影1か月前後、山崎はほとんど口をきいてくれることなく、山下は恐怖に感じていたというが、「僕も負けじと死に物狂いで食いついていったんですね」とし「オンエアが終わった次の日、努さんとすれ違った時に“グッド”と言ってくれて。泣きそうになっちゃって」と振り返った。

 また、「それからずっと1年に1回、努さんの誕生日会に『クロサギ』メンバーで集まるというのを今でもやっています」と明かし、「10年間続いてるんですよ。12月の終わりくらいにやるので、今年はどんな1年だったのか、来年はどんな1年にするのかアドバイスをいただいたり」と告白した。

 そんな山崎が4月5日放送の『正直不動産』の第1話にゲスト出演。2人が共演するのは2012年1月クール放送の『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(TBS系)以来、実に10年ぶりのことだった。

 4月26日発売の『女性自身』(光文社)によると、撮影現場では立ち上がろうとする山崎に山下が手を貸したり肩を支えたり、まるで親子のようだったという。また、会話をする際には山崎の口元に山下が耳を近づけて真剣に話を聞いていたようだ。

「山下さんは、山崎さんとの会話をボイスレコーダーに録音して聞き直すこともあるほどだといいます。『クロサギ』のときから『正直不動産』に至るまで、2人の関係は変わっていないということですよね」(前出の芸能プロ関係者)

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