■日本テレビの忖度事情
不審な事態はこれだけにとどまらず、放送翌日の夕方、民放各局の配信サービス『ＴＶｅｒ』の『しゃべくり００７』のページに「都合により、４月２５日（月）放送分 日テレ『しゃべくり００７』は配信を停止しました」という説明が出され、配信が停止されてしまった。『しゃべくり』は『Ｔｖｅｒ』で毎週、配信されており、このような形での停止は初めてである。忖度騒動が拡大することを恐れての、緊急措置だったのだかもしれないが、そこまでする必要はあったのだろうか？
「錦戸が２０１９年にジャニーズ事務所を退所しています。表向きは円満な独立という体裁がとられていましたが、実際は事務所とかなり揉めていて、実質的なクビというのが真相のようです。それに加えて、今の日本テレビは多くのジャニーズタレントを番組に起用し、ジャニーズ依存状態になっています。他局よりも、より強く忖度しているのかもしれませんね」（構成作家）
日本テレビは、ＴＯＫＩＯが『ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ!!』、Ｋｉｎｇ ＆ Ｐｒｉｎｃｅの『Ｋｉｎｇ ＆ Ｐｒｉｎｃｅる。』、櫻井翔の『１億３０００万人のＳＨＯＷチャンネル』『ｎｅｗｓ ｚｅｒｏ』、二宮和也の『ニノさん』、相葉雅紀の『嗚呼!! みんなの動物園』などといったジャニーズのレギュラー番組が数多く存在し、その依存度はかなり高い。
また、先日は嵐の二宮和也（３８）をはじめとするジャニーズの４人が８月に放送される『２４時間テレビ ４５』（日本テレビ系）のメインパーソナリティーを務めることが決定。こうした状況なだけに、番組制作サイドはジャニーズ事務所に余計に忖度し、錦戸の存在抹消という過剰な手段をとってしまったのかもしれない。
