■井上真央が「松嶋菜々子と同じ事務所」を退所したワケ

 井上は『花より男子』で、娘を玉の輿に乗せたいという母・牧野千恵子の意志で不本意ながらセレブな子女ばかりが通う高校に進学させられた主人公の牧野つくしを好演。井上が子役から女優へと一気に花開く転機にもなった。

 そんな『花より男子』で共演して以降、松本と井上の熱愛の噂は長年にわたって、たびたびスポーツ紙や週刊誌を賑わせてきた。

「井上さんは母親の勧めで、5歳から子役として芸能活動をスタートさせました。2004年に学業に専念するために芸能活動を休止していますが、同年、それまで所属していた事務所から松嶋菜々子さん(48)などが所属する女優系の芸能事務所に移籍し、芸能活動を再開させたんです。

 井上さんの出世作になった『花より男子』ですが、ドラマ化などの権利を保有していたのはその芸能プロダクションだったんです。同社の女性社長はかなりのやり手で、“この作品の主役をあなたに任せたいからウチに来てほしい”と井上さんを口説き、事務所に引っ張ってきたといいます。そもそも社長は、“牧野つくし”は井上さんにピッタリと考え、彼女とともにやっていくためにも諸々の権利を保有したとも言われていますね」(民放キー局関係者)

 その後、井上は2011年のNHK連続テレビ小説の『おひさま』、2015年にはNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務め、国民的女優の仲間入りを果たす。しかし、『花燃ゆ』終了後の2016年に所属していた芸能プロダクションから、岸部一徳(75)らが所属する別の俳優系事務所に移籍している。

「一部では、井上さんの母親が超一流女優となった娘のギャラが“安すぎる”と不満を抱き、退所を申し入れたとも言われています。また、井上さんの実兄にマネージャーのような役回りをお願いするために退所をしたとも。そのあたりからもうかがえるように、井上さん一家は、家族のつながりがかなり強固なんです。

 要は、前事務所からの退所は“家族でやっていきたい”というところから始まったと言われています。井上さんを、『花より男子』の“牧野つくし”を持って口説き落とした前事務所の社長は当然、井上さんのことを特に可愛がっていたのですが、“そこまで言うなら好きにしていいよ”というふうになり、現在に至っているといいます」(前同)

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