ＴＢＳのスーパーエース・安住紳一郎アナウンサー（４８）と人気俳優の香川照之（５６）がＭＣを務める朝の情報番組『ＴＨＥ ＴＩＭＥ，』がスタートしてから半年が経過したものの、スタート当初から低かった視聴率が劇的に改善した、とはいまだなってはいないようだ。
番組は２０２１年１０月１日の開始からわずか３週間で、構成などのリニューアルを発表。さらに、４月１５日の放送では香川が「私は今日、２週間ぶりの登板となります。その間、当番組はリニューアル」と説明。
続けて、「コーナーの時間帯が少々変わりました。最も大きな移動は７時からの時間枠です。連日、渾身の企画で各地とつないでいる『列島中継コーナー』が７時半からに移り、その代わりに７時からはホットで関心度の高いニュースをお送りいたしております」とリニューアル内容を視聴者に伝える場面があった。
「番組の世帯視聴率は４％台、テレビ各局が重視している１３～４９歳のコア視聴率は１％中盤から後半を推移していました。『ＴＨＥ ＴＩＭＥ,』はＴＢＳが社運を懸けて立ち上げた番組でもありますから、あの手この手で改善をしようとしていますよね。
それが少しづつ奏功しているのか、最近では一筋の光明も見えてきたんです。４月１４日の『ＴＨＥ ＴＩＭＥ,』のコア視聴率が１.８％（すべてビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録し、裏の『グッド！モーニング』（テレビ朝日系）の１.６％を上回り、民放３位になったんです」（制作会社関係者）
加えて、４月よりスタートした安住アナが中継先の地方に赴く新企画「出張！安住が行く」も好評を博している。
４月７日の第１回目には安住アナが愛知県・名古屋を訪れ、名古屋城や名古屋名物のモーニングをレポート。同月２８日の第２回目は福島県・会津若松を訪れて安住アナが大好きだという鶴ヶ城やその駐車場をマニアックにレポートし、「安住さん」はツイッターのトレンド入りするほど盛り上がりをみせた。
「朝のテレビの視聴習慣の壁は分厚いもの。ですので、視聴率的にはまだまだこれからなんでしょうが、放送開始半年が経ち、そして見てもらえるような努力が少しづつ効果を発揮してきて、徐々にですが番組のファンが増えつつあるのでしょうね。
そして、この秋にはさらなる好機が到来する可能性がありそうです。というのも、『ＴＨＥ ＴＩＭＥ,』の最大にして最強のライバルとも言える『めざましテレビ』（フジテレビ系）で長年にわたってＭＣを務めてきた三宅正治アナ（５９）が、１０月をもって番組を卒業することになるそうなんです。
三宅アナはこの１１月で６０歳を迎えますから、そのタイミングでフジテレビも定年退職すると見られています」（前同）
