■投手で2勝目、打者で4号ホームランの“二刀流”活躍

 4月29日(現地時間)、エンゼルスの大谷翔平選手は、敵地・ホワイトソックス戦に「4番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で、11試合ぶりの4号ソロホームランを放った。

「17日の3号ホームラン以来、47打席ぶりの一発ということで、現地は非常に盛り上がりました。飛距離419フィート(約127メートル)、打球速度108マイル(約173キロ)、角度28度の打球がスタンドに突き刺さった瞬間は、相手チームのスタンドからどよめきも起きていましたね。

 大谷が4番スタメンに入るのは、2020年9月27日の敵地・ドジャース戦以来579日ぶり。本当に久しぶりの4番起用でしたが、しっかりと結果を残すあたりは“さすが”と言わざるをえません」(前出のスポーツ紙記者)

 また、投手としての活躍もめざましい。4月27日(現地時間)には、エンゼルスの本拠地で行われた対ガーディアンズ戦に「先発ピッチャー兼、2番指名打者」で出場し、今季2勝目をマークしている。

「初回に2ランホームランを浴びた大谷は、苦しい展開が続きつつも、5回86球を2失点4三振の好投で乗り切りました。特に、調子が上がってきた4回と5回には、持ち前の剛速球を軸に、打者3人ずつをしっかりと抑える好ピッチングを披露。また、大谷は、同試合で打者としても5打数3安打1打点をマークしています。これぞ“二刀流”という圧巻の活躍で、チームの勝利に貢献しました」(前同)

 狩野舞子の「姉妹プレー」と、大谷翔平選手の「4号ソロ」。実に華々しい「シンクロ」を起こしてくれたー-。

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