■眞栄田郷敦を支える“敏腕マネジャー”の正体とは

 2021年8月に逝去された俳優の千葉真一さん(享年82)を父に、真剣佑を兄に持つ郷敦は、2019年公開の映画『小さな恋のうた』で役者デビューを果たした。その後は、数々の映画、ドラマに出演。特に、近年は目覚ましい活躍を遂げている。

「郷敦さんは、父親の千葉さんを彷彿とさせる、ストイックな役作りで知られる若手俳優です。2019年に放送された『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)では連続ドラマに初出演を果たし、2021年には、女優の二階堂ふみさん(27)が主演を務めたドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)で、主人公が好意を寄せるイケメン男子高校生を熱演。大好評を得ました。また、今年5月16日から放送が始まる連続ドラマ『カナカナ』(NHK総合)では主演に抜擢されたりと、現在、最も注目されている若手俳優のひとりと言っても過言ではありません」(芸能プロ関係者)

 そんな郷敦の大躍進を裏で支えているのが、マネジャーのN氏だという。

「N氏は、かつて東宝芸能で女優の長澤まさみさん(34)をスターダムに押し上げた立役者として、業界で名を馳せている敏腕マネジャーです。2018年に東宝芸能を退社後、まだ“期待の新人”というところにとどまっていた郷敦さんのマネジメントを開始。N氏は長澤さんを売っていくなかで得たノウハウ、豊富な人脈をフル稼働させ、郷敦さんを押し上げています。

 ただ、N氏はたしかな腕を持つ一方で、2019年4月発売の『週刊新潮』(新潮社)では良からぬ面も報道されました。N氏には独善的な一面があり、長澤さんのマネジメントを完全掌握していたため、古巣の東宝芸能からの評判は芳しくないようなんです。ただ、そんな東宝の映画部門に対しても、同社を退社後すぐ郷敦さんを使ってくれるようにプッシュしていたといいますから、N氏の腹の据わり方はすごい。

 そんな実力が買われたのでしょう、実は今年4月1日からは、前事務所を退所したばかりの女優の桐谷美玲さん(32)とも業務提携をしているんです」(前同)

 桐谷は4月2日、土曜日朝の情報番組『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)に出演。家族の話を語るなどし、これまでの彼女にはなかった姿を見せていた。

「それも、マネジメントをN氏が見るようになり、活動の戦略が変わりつつあるということかもしれません。

 N氏は週刊誌で報じられるように、ひとクセある人物なのは間違いないのでしょうが、それは実力の裏返しでもある。郷敦さんが、兄・真剣佑さんのような”いざこざ”に巻き込まれず、ノーダメージで活躍を続けられているのは事実で、それはおそらくN氏が郷敦さんに、“ガーシー”のような変な虫がつかないように上手にコントロールしているでしょう。

 郷敦さん自身もN氏のことを深く信頼しているそうで、活動が順調な限りは、両者の良い関係は続いていくではないでしょうか」(前同)

 東谷氏との厄介なトラブルに巻き込まれてしまった真剣佑と、敏腕マネジャーの管理下で成長を続ける郷敦。才能あふれる兄弟の今後は――!?

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