■松下洸平と土屋太鳳のキュンシーンも好評

 視聴者のツイッター上での反響は、「松本劇場に加えて小沢劇場もあってお腹いっぱい。多江さんも徐々に爆発していく感じだし、クセ者だらけの一族ですよね」などと、イジメ役の義姉・美保子(松本若菜/38)に加え、義父の愛人と夫の愛人候補まで登場したことで盛り上がっていた。

 キャラの濃い脇役陣によるベタな嫁いびり路線は、往年の昼ドラや大映ドラマのようだ。そこに、やたらと体を張ったシーンが出てくる、真面目な土屋の演技が妙にハマっている。また、前回の「庶民なめんな!」という決めセリフに続き、今回の「シャーコラ!」と気合を入れるセリフも痛快だ。

 さらに、松下とのキュンシーンもしっかり用意され、視聴者の間では、「スネている妻へのほっぺプニプニからの、座った椅子をクルリからのキス。あれはヤバい、沼が深い」「背後から肩にアゴ乗せてブラックカードを出してくるメガネ健太、最強すぎ」などと、早くも健太沼が発生している。

 平均世帯視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回から1.2ポイントダウン。6%台で伸び悩んだ前期放送の『ゴシップ』の数字に近似してきたが、前述のとおり、放送翌日の見逃し配信サービスでは大健闘。週が明けても5位以内をキープしていて、注目度の高さを表している。(ドラマライター/ヤマカワ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3