わずか30分で自分でできる!プロ直伝「簡単」エアコン掃除術の画像
写真はイメージです

 春が過ぎて、梅雨から夏になると、エアコンをフル稼働する日々が始まる。

 しかし、長らく眠っていたエアコンを、そのまま動かすのは危険だという。ハウスクリーニング『おそうじ本舗』で技術アドバイザーを務める尾崎真氏は、次のように指摘する。

「春先まで使っていなかったエアコンの内部には、カビや汚れがたまっています。その状態で使用すると、悪臭の発生はもちろん、呼吸器系の健康被害を引き起こす可能性もあるんです」

 加えて、汚れが原因で冷気の風量が弱くなったり、電気代もかさんでしまうのだという。エアコンを掃除すれば、こうした問題は解決するが、尾崎氏によれば、エアコンの清掃は、けっして難しくないんだとか。

■まず大事なのはフィルターの清掃

 まず大事なのは、エアコンの吸気口に設置されている、フィルターの清掃だ。

「エアコンのカバーを開けて、まず内部のホコリを掃除機で吸い取る。それからフィルターを外し、風呂場などで水洗い。フィルターの裏面からシャワーを当てると、効率よく汚れが落ちます」(尾崎氏=以下同)

 いきなりフィルターを外すと、ほこりが部屋に舞ってしまうので要注意。また、フィルターは想像以上にもろく、ブラシでゴシゴシこすると壊れてしまう。

「汚れが落ち切らないときは、台所用の中性洗剤を100倍くらいに薄めたものを使い、毛の柔らかい歯ブラシで、こすり洗いしてください。最後に陰干し、もしくはタオルで拭き取り、完全に水気がなくなってから、吸気口へ戻します」

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