■いずれ紅白に出られる可能性

「そんな香取さんは、MAP解散後は基本的にネット配信番組『7.2新しい別の窓』(ABEMA)などで歌ってきましたが、20年末には『第53回年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)で、在りし日の紅白を思い出す地上波の年末歌番組に出演しました。ここでは、SMAP時代からの持ちネタだった松平健(68)の『マツケンサンバⅡ』のパロディ“カツケン”を、本物の“マツケン”と一緒に披露したことも話題を呼びましたね」(前出の女性誌記者)

 当時の香取は「マツケンさんのおかげで、この12月31日に歌番組で歌を歌うことになりました!」「テレビ出てます!」とハイテンションだったのは記憶に新しい。

 また、香取は翌21年1月クールに『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』で民放ドラマの出演が控えていたが、5年ぶりの民放ドラマ主演だったことから、

《新しく人生を歩み始めてから3年ぐらい経ったんですけど、どこか連ドラをやってた自分を自慢してみんなに言うぐらい、もうやることないのかなっていう感じになってたんですけど改めてお話をいただけて、撮影の段階からなんだかワクワクするし、楽しみだし、その先に放送されたときに見てくれる視聴者の皆さんのことを思う時間も久々で楽しいし…》

 と、どこか弱気な心境になっていたのをうかがわせるコメントを『年忘れにっぽんの歌』出演前コメントで残していた。

「しかし、気づけば21年にテレ東で連ドラ復帰し、今年から『ワルイコあつまれ』もレギュラー化。そこに今回の『うたコン』です。地上波に顔を出すのが珍しくなくなり始めていて、歌番組の露出も少しずつ増え始めている。徐々にステップアップしているのが伝わってきます」(前同)

「タキシードが似合うジャズ」をコンセプトに制作されたセカンドソロアルバム『東京SNG』が大好評で、ソロコンサート『香取慎吾 二〇二二年 四月特別公演 東京SNG』も5月6日に千秋楽を迎えた香取。いつの日か、ソロ歌手あるいは『新しい地図』としてNHK紅白歌合戦のステージに立つ香取の姿が見られるかもしれないー-。

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