■“師匠”木村を追い抜いた二宮の『マイファミリー』

 二宮主演の『マイファミリー』は、5月1日に第4話を迎え、世帯視聴率は11.0%を記録。4話連続の世帯視聴率ふた桁を達成し、個々人のデータをまとめた個人視聴率でも同時間帯並びトップをキープしている大人気ドラマだ。

「5月1日の第4話のコア視聴率は4.6%でしたが、『マイファミリー』は初回、2回目とコア視聴率5%超えをしていましたので、木村さんの『未来への10カウント』の2倍数字を取っていることになりますね。

 そんな『マイファミリー』は、誘拐事件をベースに展開していく、ファミリーエンターテインメント。二宮さんが演じるのは、何もかも手に入れたオンラインゲーム会社の社長・鳴沢温人。愛娘を誘拐された鳴沢が、警察と決別し、妻と力を合わせて独自に誘拐犯と戦っていくストーリーになっています。

 特に好評なのが、今回のドラマで父親を演じる二宮さんの演技力です。4月24日に放送された第3話では、実生活でも女児の父親となった二宮さんの、娘を抱きしめる演技が、大きな話題となりました」(前出の制作会社関係者)

 一方で不調な“キムタクドラマ”『未来への10カウント』――。俳優業を歩むジャニーズスターの中で、ここにきて世代交代の波が押し寄せてきていると言えるのかもしれない。

「二宮さんと木村さんは2018年公開の映画『検察側の罪人』で初共演。師弟関係にある若手検事コンビを熱演し、大好評を得ました。撮影現場でも2人のリアル“師弟関係”があったそうで、木村さんは座長として、二宮さんへ演技指導や、“やりたいようにやっていいよ”とアドリブ指南を行なうこともあったといいます。

 木村さんはプライベートでも二宮さんの相談に乗るといいますが、そんな師匠である木村さんの作品を追い越す日が来るなんて、二宮さんも“まさか”と思っているのかもしれませんね」(前同)

 そして、この“師弟逆転劇”の背景には、ある女優が関わっているという。それが『マイファミリー』で二宮とタッグを組む多部未華子(33)なのだ。

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