■東出は群馬でイベント出演&映画主演も「地上波出演はナシ」

 東出は、萩原朔太郎の地元・前橋市で行なわれた「第50回朔太郎忌 謎めぐり『月に吠える』の事件簿」に出演し、朔太郎の詩を朗読した。上毛新聞の取材に、東出は「朔太郎の詩を観客の前で言葉にして口に出せるというのは、非常に幸運な機会だった」と答えていた。

「伊藤さん、東出さんともに、過去に大きな不祥事があったものの、もともと人気がある俳優です。なので、地方イベントの出演に関してもニュースになります。ネットの広がりで、メディアへの露出のハードルも徐々に下がってきていると言えるかもしれませんね」(前出のワイドショー関係者)

 伊藤は6月に主演映画『冬薔薇』の公開が控えており、東出も今年の冬に主演映画『天上の華』の公開が決定している。

「東出さんは、園子温監督(60)が撮影していたWOWOWドラマでも主演を務めていたようですが、園監督のスキャンダルの件で、お蔵入りになるかもしれません。ですが、彼は千鳥の2人がメインを張るNetflixのバラエティ番組『トークサバイバー』にも出ています。映画、ネット配信作品に出演できてきている伊藤さんと東出さんですが、不祥事後、キー局の作品にはまだ出演できていないですね」(前同)

 伊藤は前述のひき逃げ事故を起こした際に多数のCMを降板。一部報道では、賠償金の額が7億9000万円にも及んだとの見方もあった。そして、東出も不倫騒動以降、お蔵入りになったCMの違約金が3億円とも報じられた。

「伊藤さんと東出さんは、草なぎさんのテレビ番組とは違って地方のイベント出演ではありますが、3者がなかなかキー局制作の番組、作品に出られていない点は同じ。特に伊藤さんと東出さんの芸能活動は現状、ほぼお金を払って見る映画や配信作品に限定されています。

 草なぎさんはジャニーズ事務所を辞めただけなので、伊藤さんや東出さんと同じように“ワケあり芸能人”として一括りにするのは非常に失礼ですが、3人とも現在は、出演のハードルが低く、さまざまな面でメリットがある地方での活動が、かつての姿に本格復帰を果たす大きなカギを握っていると言えそうです」(前同)

 地方でも十分に輝ける、タレントにとってはありがたい時代が到来しているのかも?

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