■「時計」の話

「お通夜もお葬式も最後、火葬場まで。家族扱いしてもらって、参加させてもらって。けっこう、お通夜の時も、お葬式の時も、みんなちょこちょこちょこちょこ笑っちゃうようなことがあって」

 と、上島さんの妻で喪主の広川ひかる(51)が「竜さんが(『男はつらいよ』の)寅さん好きで」という話をしようとして「寅さん死んじゃって」と言い間違え爆笑が起きたりと「いい葬式」だったことも明かしていた。

 また、有吉は上島さんと特別に二人きりにしてもらった時間について、

「お礼の言葉しか出なかった」「ちょっとツッコんでやろうかな、とか。茶化したりとか。“バカだな”とか。言おうかなって思ったけど、やっぱりお礼しか出なかったね……。“本当にありがとうございます”っていうことしかなかったね」

 と、ストレートすぎる言葉を述べていた。

 14年にツイッターで有吉は上島さんについて、

《上島さんは『俺の葬式の時には、俺の顔に熱湯をブッかけてくれよ!』と言う。。。中々ハードな注文だ。かける方の世間体もあるし。。。でも、まあ世話になったし、やってみるか。。。(もちろん上島さんは存命中です。。。)》

 と語っていた。

 また、今回の葬儀では、喪主で妻のひかるさんと、ダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広(59)と寺門ジモン(59)が一番つらかったはずなのに、リーダーがとにかく頑張っていた、というエピソードを披露。

 最後の出棺の前、出川哲朗(57)が上島さんと最後の別れを泣きながらしている際にも肥後が、「顔見て泣いている時も『キスした方がいいんじゃないか?』って。それで」「竜ちゃん、コロナ陰性だったから大丈夫だよ』って」と、2人の間の持ちネタでもあったキス芸を最後まで要求し、笑わせにかかっていたという。

 また、有吉が上島さんがプレゼントした時計に関する話も、今回の『サンドリ』で紹介されていた。

「21年10月放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に登場した、文字盤に上島さんの好きな赤色をチョイスした“オメガ”の高級腕時計のことでしょうね。ひかるさんが言うには“毎日この時計をつけて、有吉にもらったんだって”“毎日つけて、毎日枕元に置いて、綺麗にして枕元に片付けてた”ということでした。

 また、叶わなかった“プレゼント”の話には、有吉さんが笑いながらも本当に悲しそうでしたね……」(前出の専門誌記者)

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