■「コートの謎」や「身長差」に気になる声も…

「また、今回の仮面ライダーは変身前も変身後も真っ黒のレザーコートに身を包んでいるビジュアル、逆に身体だけ変身後で顔だけ生身のヘルメットだけ脱いだような姿が印象的ですが、これは“改造人間”という原点の設定を考える実に興味深い。“人間の姿に戻れなくて、ふだんはコートで異形と化した身体を隠している”という説があるんです。

 事実、“上はふつうのフルフェイスヘルメット、身体は仮面ライダー”という姿でバイクに乗るシーンもあるほか、21年4月3日に行われた『仮面ライダー生誕50周年企画発表会見』イメージ画でもコートを強調したイラストが掲載されていましたからね」

 そんな期待作の『シン・仮面ライダー』だが、ファンの間では1つ“不安材料”もあるという。

「身長差問題ですね。これは今年1月に柄本さんの出演が発表されたときから言われている話です。

 というのも、原作の『仮面ライダー』は“1号”の藤岡さんが180cm、“2号”の佐々木剛さん(75)は172cmなんですが、今回は“1号”の池松さんが172cm、柄本さんが182cmと、身長差が逆転してるんです。

 公開されたビジュアルでは2人が並ぶと頭1つくらい身長差が目立つんですが、真ん中に156cmの浜辺さんが立つことで、バランスが整って見えることも明らかになっています」

 ネットではこの身長差問題については、

《仮面ライダーって変身前の身長バラバラなのに変身したら(スーツアクターが別人だから)みんな同じ身長になるよね。あれへのアンチテーゼじゃないの?》《シン仮面ライダー、凄くいいんだけど、本郷猛と一文字隼人の身長差が逆だなあ…と気になってしまうのはわたしだけですかね。。》《シン・仮面ライダー 1号2号の並び立つカット 役者の二人にスーツを着込んでもはっきりわかる 身長差があるが 劇中でもきちんと再現されるところだろうか》

 と、やはり注目する声が少なくない。

「また、浜辺さん演じるルリ子については、コートが初報の会見やスチールで見せていた鮮やかな赤ではなく、今回紹介された映像ではあずき色系のコートを着ていたほか、銃を構えているシーンまである。『シン・ウルトラマン』の長澤まさみさん(34)がそうだったように、浜辺さん演じるルリ子が主役のような視点で物語が進むのでは、という声もありますね」

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