■Koki,のプロデュースが成功し、次はCocomiに着手
そんな工藤のプロデュース力には、業界も一目置いている。
母親だからこそ、娘の性格や強みを理解し、これまでの芸能活動で築いた人脈をフル活用しながら、2人のブランド価値を上げるメディアやシチュエーションを選別。その結果、2022年2月18日公開の大ヒットホラー映画『牛首村』にはKoki,が新人にして主演を果たし、華々しい女優デビューを飾った。
「工藤さんとしては、ホラー映画はそこまで高い演技力を求められないジャンル、ということで演技未経験のKoki,さんでも演じられる、という計算があったかもしれませんね」(芸能プロ関係者)
そして、工藤のプロデュースの対象が、Cocomiとなった結果、異例と思える海外名門レーベルからのデビューと老舗番組への出演が決定した。
「工藤さんは、Koki,さんのプロデュースが成功したことで、次はCocomiさん、となったのではないでしょうか。ただ、それでなくてクラシック部門での売り方は難易度が高い。これからが、工藤さんの腕の見せ所だと思います」(前出・クラシック専門誌記者)
敏腕プロデューサーとしての工藤は、娘のみならず、夫である木村にも、その手腕を発揮している。
「新たな木村さんのイメージを印象づけた2021年1月放送のドラマ『教場』(テレビ朝日系)を始め、2019年1月公開の大ヒット映画『マスカレード・ホテル』、2021年9月公開の『マスカレード・ナイト』への出演を勧めたのが、工藤さんだったそうです。
現在放送中の『未来への10カウント』(テレビ朝日系)では、木村さんの役作りのための肉体改造中、トレーナーからのアドバイスを受けながら、食事面でサポートしていたそうですよ」(前出・芸能プロ関係者)
ある時にはステージママとして、またある時にはマネージャーやプロデューサーとして、娘達と夫を陰から支える工藤。家族を守る“鉄壁のママ”としての采配ぶりだが、不安視する声も聞かれている。
「原稿チェックの件でもわかるように、工藤さん自身に完璧主義者的なところがある。原形をとどめないほどの修正を、自身がやるというのはよっぽどですよ。2人の娘、夫、そして自身の仕事もあるわけですから、その忙しさとプレッシャーは想像にあまりある。工藤さん自身がパンクしないか、という不安はありますね」(専門誌記者)
工藤の熱量が、家族の今後の活躍として実を結ぶことを期待したい!