■ドラマ主題歌でも“ジャニーズ忖度”

 香取に関してはこれまでも“ジャニーズ忖度”が働いたことがあった、とたびたび報じられてきた。

 2月9日の『文春オンライン』によると、2021年1月クール放送の香取の主演ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)の主題歌にHYの楽曲が採用される予定だったものの、直前になってそれがひっくり返ったという。

 当時、HYの所属レーベルだったユニバーサルミュージックで邦楽を統括していた役員が、関係者に「ジャニーズと会社の関係性を考慮して、HYには辞退してもらうことになった」「今後も辞めジャニ案件が出てくるとは思うが、その都度慎重に対応してほしい」といった趣旨のメールを送っていたと記事では伝え、一部で波紋を広げた。芸能プロ関係者は言う。

「2019年7月の公正取引委員会がジャニーズ事務所を注意した件以後、同社がテレビ局やレコード会社に圧力をかけるようなことはありません。ただ、ジャニーズタレントを使いたいテレビ局、ジャニーズグループの楽曲をリリースしたいレコード会社側の忖度が働いてしまうことはいまだにあります。

 また、いまだに新しい地図と現役ジャニーズの共演はNGにされています。ただ、ジャニーズサイドも稲垣吾郎さん(48)と草なぎ剛さん(47)とはわだかまりはないようです」

 2021年3月の「日本アカデミー賞」授賞式では草なぎと二宮和也(38)が同じ舞台に立っている。

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