■ロケでは引く勇気も必要

 そうしたことから、城島は「すごいチームワーク! いや~、これはちょっと……すごいなみんな気合入っていて」「手伝えるレベルじゃない」と圧倒されていたが、この後も船上では漁師たちによる命がけの作業が続いたため、城島や坂本の出る幕はなく、残念ながら作業を見守り続けるだけだった。

 今回、城島は漁師の忠告を素直に聞き入れていたが、それは城島がこれまでに数々の危険なロケを体験し、引き際を熟知しているからにほかならない。コーナー冒頭で城島は若手ジャニーズについて「“海をなめるな!”って言われる恐れがある」と言っていたが、もしSixTONESの森本慎太郎(27)やAぇ! groupの草間リチャード敬太(26)ならば、無理をしてしまった可能性がある。

 特に森本は無鉄砲な傾向があり、2020年8月2日の放送回では、DASH島でトマトのような形をした青い小粒の実を見つけると、「これ食べられるんじゃないの?」と言いながらパクリ。実には麻痺やしびれをもたらす“ソラニン”と呼ばれる成分が含まれていたことから、「しびれるぞ! これダメなやつじゃないか?」と悲鳴をあげていた。このときは大事にならなかったが、もし毒性の強い実であったら、笑い話ではすまないのだ。

鉄腕ダッシュ』におけるTOKIOの後継者として有力視されている森本と草間だが、今回のような危険を伴うロケには、まだまだ不安がありそうだ。城島のように、危険をまえにしたときに引くことができて初めて、本当の後継者となれるのだろう。

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